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2016年5月8日チラシ‐表

この度第6回大阪バッハアンサンブル演奏会を開くことになりましたのでご案内いたします。

今回演奏する協奏曲は全て復原編曲によるものです。復原編曲というのは、編曲されたものだと判っている現存する曲から再編曲して、失われた原曲を復原するということで、今回演奏する曲は全てチェンバロ協奏曲として現存します。
またオーボエ協奏曲や二短調のバイオリン協奏曲はどの楽章もカンタータの中に現存します。
バッハは自作の転用をよくした人で、そのため失われた曲が再現できて演奏できることは、バッハファンにとってありがたいことだと思います。

さて、最初の曲シンフォニアはカンタータの最初に演奏される器楽の曲で、オーボエソロで演奏します。失われた二短調のオーボエ協奏曲の第二楽章の転用です。

続いてオーボエ協奏曲です。この曲は当時の管楽器の曲としては異例の長さの大曲で、技術的にも難しく、この曲ができた頃のケーテン宮廷のオーボエ奏者の能力の高さを思うと賞賛せざるを得ません。
演奏会の頻度を考えるとあまり練習時間は無かったはずで、すごい!と言う他ありません。

前回二重協奏曲で生き生きとした演奏を聴かせてくれた岡本さんと宮田さんがそれぞれソロで協奏曲を演奏します。
二短調協奏曲はバッハの次男エマヌエルが父のバイオリン協奏曲をチェンバロ協奏曲に編曲した楽譜を基に編曲しました。エマヌエルの編曲の数年後バッハもチェンバロ協奏曲に編曲しています。
またト短調協奏曲はオーボエ協奏曲としてご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、バイオリン協奏曲と考えた方が良いかと思います。バッハは第一楽章と第三楽章を若い頃の自作のバイオリン協奏曲から、第二楽章は二短調のオーボエ協奏曲から編曲してチェンバロ協奏曲にしました。第二楽章はプログラム最初のシンフォニアと同じ曲ですが、調と終わり方が違います。装飾も違うだろうと思いますが、これは演奏者が装飾をするためです。
前回と同じく2人ともそれぞれ生き生きとした演奏を聴かせてくれると思います。

最後はドイツ留学から帰ってきた古瀬さんのソロでカンタータを演奏します。
ドイツ留学の成果を聴かせてくれると思います。
この曲はワイマールの楽士長として多くの最先端の音楽を学び意欲に満ちていた29才の頃の曲で、イタリアオペラから取り入れたレチタティーボとアリアで構成する型をしています。これはこの時期から変わったもので、その後の曲はこの型をしています。
この曲は珍しくビオラがオブリガートソロをする曲を持っていて、ビオラを得意としたバッハならではだと思います。名手竹内さんのソロをお楽しみいただきます。
また私にも美しいソロオブリガートがあります。

5月8日という過ごしやすい良い時期の演奏会です。多くのお客様がお越しくださいますよう願っております。


代表 城石賢明
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石田 聖子2 - コピー

小学校の部活動にてチェロを始める。
東京藝術大学音楽学部、ドイツ・ベルリハンスアイスラー音楽大学卒業。
ブランデンブルグ交響楽団にて3年間研修生として所属。

ドイツ、フランス、スペイン、ブルガリアなど各国でソリスト、室内楽奏者として、また文楽の長野公演で 黛敏朗作曲 無伴奏チェロの為の『文楽』を演奏するなど多方面で活躍。
現在大阪フィルハーモニー交響楽団団員。
ベルリントリオ、アンサンブル リベルタのメンバー。