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2015 / 07
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チラシ表

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上画像の通り、大阪バッハアンサンブル第五回演奏会を開催することになりましたので、ご案内いたします。

プログラム最初の曲は、バッハが63歳の時にプロイセンのフリードリヒ大王に献呈した「音楽の捧げもの」です。
この曲は同じ時期に作曲した「フーガの技法」とともにバッハの対位法技術の粋を駆使した、バロック音楽の最後に咲いた大輪の花です。
当時はもう複雑な対位法の曲よりも、美しく簡素なメロディに伴奏を付けた聴きやすい曲が歓迎されるようになっていた時期なので、対位法の大家である老バッハは自分の技術の全てを残したかったのでしょう。
難しい構造の曲ではありますが、美しい曲ですのでその美しさを楽しんでいただきたいと思います。
特に最後から2番目に置かれたトリオソナタはさまざまな機会に演奏される名曲で、いつも安定した演奏をしてくれるフルートの清水信貴さんと、京響で活躍中のバイオリンの相本朋子さんがチェロの北口大輔さんとチェンバロの田中靖子さんの通奏低音とともに演奏します。

休憩を挟んでカンタータ82番を、バリトンの藤村匡人さんが歌います。
藤村さんはバッハの演奏でも多くの経験をされていて、私はこの共演をとても楽しみにしています。
1曲目アリアのオーボエのオブリガートソロとバリトンの美しさはまさに絶品で、私の知っているバッハのカンタータの中でも最も美しい曲のひとつです。
バッハ好きのオーボエ奏者なら先ず演奏したい曲だろうと思います。
これを含め3曲のアリアと2曲のレチタティーボでできていますが、今回初登場の藤村さんはきっと経験に裏打ちされたすばらしい演奏をしてくれるものと期待しています。

最後は岡本伸一郎さんと宮田英恵さんのソロで、2つのバイオリンのための協奏曲です。
大阪フィル首席として活躍中の宮田さんも今回初登場です。
岡本さんは1回目の演奏会で、オーボエとバイオリンのための協奏曲を生き生きと演奏してくれました。
宮田さんとのコンビでも、ふたりで息の合った美しい演奏をしてくれるものと思います。
この曲は私の大好きな曲で、ずっとプログラムに入れたいと思っていました。
私自身で演奏できないのは残念だし、またソリスト達が羨ましいのですが、お客様とともに聴かせていただきます。

演奏会当日はまだまだ暑い時期だとは思いますが、由緒ある川口基督教会の礼拝堂でバッハを演奏できることの幸せを想い、お客様とともに楽しみたいと思います。
ひとりでも多くのお客様がお越しくださいますよう、メンバー一同お待ちしております。

大阪バッハアンサンブル代表 城石賢明

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境綾子


京都市立芸術大学音楽学部卒業。
チェロを織田啓嗣、林口眞也、雨田一孝、上村昇の各氏に師事。
W・ベッチャー、P・ミュレールの両氏のマスタークラスを受講。
現在、関西各地のオーケストラの客演演奏をはじめ室内楽やソロ演奏で活動中。
在学中に結成した「arc弦楽四重奏団」メンバーとして弦楽四重奏での公演も多数行っている。

藤村匡人


カールスルーエ音楽大学大学院演奏家養成課程修了。
平成元年度文化庁国内芸術家研修員。
平成5年度兵庫県新進芸術家海外研修員。
現在、ピアニスト長谷智子との関西で唯一のリートデュオとして、定期的に「歌曲リサイタル」を開催する一方、オペラの分野では、これまでに20以上のバリトンの主要役を演じるなど精力的な活動を展開中。
なにわ芸術祭新人賞、第3回J.S.G.国際歌曲コンクール第3位、第62回日本音楽コンクール入選、第4回A.クラウス国際声楽コンクール坂井時忠音楽賞、兵庫県芸術奨励賞ほか受賞多数。
武庫川女子大学准教授、神戸女学院大学非常勤講師、日本シューベルト協会理事、関西二期会会員。